「働くことに不安がある」「自分に合った職場が見つからない」——そんな悩みを抱える方に向けて、今注目されているのが「エンラボカレッジ」です。
発達障がいや精神障がい、知的障がいを持つ方が「自分らしく働く力」を身につけるための自立訓練(生活訓練)を提供するこのサービス。
今回は、実際の口コミや評判をもとに、その特徴やメリット、利用方法までを徹底解説します。
エンラボカレッジは、「就職のための準備」を丁寧に行いたい方にぴったりの支援サービスです。
焦らず、自分のペースで「自分らしい働き方」を見つけるための最初の一歩として、自己理解と社会適応力を高めるプログラムが充実しています。
無料相談や体験利用もあるため、まずは気軽に話を聞いてみるのがおすすめです。
エンラボカレッジの基本情報
サービス名 | エンラボカレッジ |
運営会社 | 株式会社エンラボ |
エンラボカレッジは、株式会社エンラボが運営する生活訓練(自立訓練)事業所で、就労を焦らず、まず「自己理解」や「生活リズムの安定」を目的とした支援を行います。
対象は、18歳以上の発達障がい・精神障がい・知的障がいを持つ方で、「自分らしい働き方」を見つけるための土台づくりをサポートしています。
300種類以上のワーク
感情理解、自己分析、コミュニケーション訓練、将来設計など、幅広いテーマに基づいた300種類以上のワークを通して、自己理解と社会適応力を育てます。
自分/支え方マニュアルの作成
自分の特性や対処法、他者に望む支援内容を明確化した「支え方マニュアル」を作成。
就職後の職場定着にも役立つ自分の取り扱い説明書になります。
多角的プログラム
以下の8分野にわたるカリキュラムを通して、心身の安定と社会適応を多方面から支援。
-
感情学
-
コミュニケーション
-
My Lab.
-
アクティビティ
-
Life Lab.
-
ソマティック Lab.
-
Social Lab.
-
スキルアップ
多くの就労支援サービスが「働く」ことに焦点を当てているのに対し、エンラボカレッジは「働く前の土台作り」に特化。
焦らずに自己理解と生活の安定を図ることを重視しており、利用者の多くが「無理せず自分のペースで前進できる」と高く評価しています。
エンラボカレッジの悪い口コミ
エンラボカレッジの悪い口コミをX(Twitter)やInstagramで徹底調査しましたが、見つけることができませんでした。
エンラボカレッジの良い口コミ
エンラボカレッジの良い口コミをX(Twitter)やInstagramで徹底調査しました。
【困りごと】
昼夜逆転していて生活リズムが整わない
服薬管理が苦手
人間関係の苦手さから集団で過ごすことへの抵抗感がある
【ご利用までの経緯】
ADHDの診断
ここ数年は定期的に外出する機会や場所もなく、自宅で過ごしていた
年齢的に就労しているべきとの考えから、就労系の支援機関とつながる
生活リズムを整える等、就労前の準備を行うためエンラボ利用となる
【エンラボでの取り組み】
【STEP1】
休職により体調は安定していたため、週4回、午前の利用からスタート
遅刻の要因をスタッフに相談しながら早く対処する
SUP(スキルアップ)や感情学のプログラムにも参加し、困りごとの要因や対策を探す
Life lab.のプログラムに参加し、心地よい休暇の過ごし方を探す
【STEP2】
週5回、遅刻せずに終日利用することができる
他のプログラムや利用者との交流で気づいた、自分の向き・不向きをまとめる
職場を想定した、困りごとに対しての対処(工夫できること)や配慮(周囲へお願いしたいサポート)を実践する
【STEP3】
会社の上司に取り組んできたことを報告
主治医より復職の許可を得る
復職が決まりエンラボカレッジを卒業
公式サイトより
【困りごと】
休職中に生活リズムが崩れた
同僚や上司とコミュニケーションが上手くとれない
相手が忙しそうだと相談のタイミングがわからない
【ご利用までの経緯】
仕事のストレスで体調不良、不眠が続く
職場より精神科受診を勧められ、自閉症スペクトラムと診断され3ヶ月の休職
3ヶ月後、復職するも体調安定せず退職
主治医からの勧めもあり、再発予防のためエンラボカレッジの利用となる
【エンラボでの取り組み】
【STEP1】
生活リズムを整えるために週2〜3回、午後のみの利用からスタート
少しずつスタッフへの相談、利用者との交流を通し、人間関係の不安を軽減
コミュニケーションや感情学のプログラムに参加し、困りとの要因や対策を探す
Life lab.のプログラムに参加し、理想的なワークバランスを整理する
【STEP2】
週4〜5回、安定して終日利用することができる
他のプログラムや利用者との交流で気づいた、自分の向き・不向きをまとめる
困りごとに対しての対処(工夫できること)や配慮(周囲へお願いしたいサポート)を実践する
【STEP3】
履歴書、職務経歴書を作成、⾃分に合う職場環境や条件を整理する
就労支援センターへ登録、就職に関する相談を開始する
就職が決まりエンラボカレッジを卒業
公式サイトより
エンラボカレッジの料金は?
エンラボカレッジは、福祉サービスの一種である「自立訓練(生活訓練)」に該当し、原則として利用料金が発生する制度ではありますが、多くの方(約9割以上)が無料で利用しています。
■ 利用料金が無料になる仕組み
利用料金の有無は、以下のように本人またはその世帯の前年の所得によって決まります。
【具体的な免除制度の例】
世帯の状況 | 利用者の負担額(月額) |
---|---|
生活保護世帯 | 0円(全額免除) |
市町村民税非課税世帯 | 0円(全額免除) |
市町村民税課税世帯(年収600万円未満) | 月額上限 9,300円 |
市町村民税課税世帯(年収600万円以上) | 月額上限 37,200円 |
※上記はあくまで目安であり、詳細は自治体(市町村役所など)により異なります。
■ 減免措置の流れ
-
エンラボカレッジでの利用を希望
-
自治体(市区町村)へ福祉サービスの利用申請
-
自治体が世帯収入などをもとに利用者負担額を算出
-
通常は、自治体より通知される「負担上限月額」に従って請求
エンラボカレッジの利用の流れ
STEP 1:ご相談の申込み
まずは、公式サイトや電話、メールなどから「相談・見学の申し込み」を行います。
-
目的:サービスの内容について知ること、疑問点を事前に解消すること。
-
ポイント:この段階ではまだ正式な申し込みではないため、「ちょっと話を聞いてみたい」くらいの気軽な気持ちで大丈夫です。
STEP 2:相談・見学
次に、実際にエンラボカレッジの事業所を訪問し、施設の雰囲気やスタッフの対応、プログラム内容などを確認します。
-
内容:
-
現地での面談(希望や状況のヒアリング)
-
設備やプログラムの案内
-
-
ポイント:自分に合うかどうかを見極める大切なステップです。事前に気になる点をメモしておくと良いでしょう。
STEP 3:体験利用
実際に1日もしくは数日間、エンラボカレッジのプログラムを体験利用します。
-
内容:
-
実際の訓練内容(例:ワークショップやコミュニケーション訓練など)に参加
-
スタッフや他の利用者との交流
-
-
目的:自分にとって利用価値があるか、継続して通えるかを判断します。
-
ポイント:体験中のフィードバックももらえるため、自己理解を深める第一歩にもなります。
STEP 4:ご利用手続き
体験後、「ここでやってみたい」と思ったら、正式な利用申し込みへと進みます。
-
流れ:
-
自治体に対して、福祉サービスの利用申請を行う
-
申請には支援者の同行や書類提出が必要になる場合があります
-
エンラボカレッジのスタッフが申請サポートも行ってくれます
-
-
ポイント:自治体の審査を経て利用が認可されれば、いよいよプログラム開始です。
利用スタート!
以上のステップを経て、エンラボカレッジでの自立訓練が正式にスタートします。
-
自分のペースで、焦らず「自分らしく働く力」を育てていく環境が整っています。
-
継続的な面談やフィードバックを通じて、常に自分に合った訓練内容に調整してもらえます。
エンラボカレッジのメリット・デメリット
メリット
-
自己理解が深まるプログラムが豊富
-
職場定着を視野に入れた支援が受けられる
-
専門スタッフの手厚いサポート
-
利用料がほぼ無料
-
無理に就労を勧めない方針
デメリット
-
就労をすぐに希望する人には不向き
-
福祉経験よりも異業種からのスタッフも多く、専門性に不安を感じるケースも
エンラボカレッジをおすすめする人しない人
おすすめする人
-
自己理解や生活リズムの安定から始めたい方
-
就労経験が浅い、または離職経験がある方
-
他者との関係に不安がある方
-
福祉サービスの利用が初めての方
おすすめしない人
-
すぐに働くことを目的とした支援を求めている方
-
専門的な職業スキルを短期間で習得したい方
エンラボカレッジに関するQ&A
Q. 障害者手帳がなくても利用できますか?
A. 利用可能です。まずは相談してみるのがおすすめです。
Q. どれくらいの期間通うの?
A. 平均で半年〜1年、最長で2年間の利用が可能です。